ずっとフルタイム正社員で働いてきた私。
朝から晩まで仕事中心で、子どもの「ただいま」に間に合うことなんてありませんでした。
でも、退職して少し時間にゆとりができた今。
毎日、子どもの「ただいま」を心待ちにしている自分がいます。
仕事中心だった毎日が、いつの間にか“あたりまえ”に
朝はバタバタと朝食とお弁当を用意しながら、子どもを送り出し、自分も慌ただしく出勤。
洗い物はシンクにそのまま、家のことは後回し。休日にたまった家事をまとめてこなす。
そんな日々が何年も続いていました。
平日は顔を合わせても短いやりとりだけで、子どもとちゃんと話せてたかな…と、今では少し切なくなるくらいです。
「おかえり」が言える今が、すごくしあわせ
退職後は、毎日が少しだけゆっくり流れるようになりました。
朝、子どもを見送って「いってらっしゃい」と声をかけ、夕方には「おかえり」と出迎える。
こんな時間が私にとっては本当に特別です。
「今日は誰と帰ってきたの?」「〇〇ちゃんとだよー」
「宿題多いの?いっしょにやろうか」「うん、ママとならがんばれそう」
そんな会話ができるようになって、あたたかい気持ちになります。
もしかしたら、こういう時間のために今ここにいるのかも。
そう思えることが、何よりのしあわせです。
「働くこと」だけが、私の存在理由じゃない
今までは「ちゃんと働いていること」が自分の役割のように感じていました。
でも今は、家にいて子どもの話を聞いたり、夕飯をちゃんと作ったりする自分の存在が、家族の支えになっていると実感しています。
退職はたしかに大きな転機だったけれど、「自分の生き方を見直す」きっかけにもなりました。
母のかたちはひとつじゃない
働くお母さんもいれば、家にいるお母さんもいます。
いろんな「母のかたち」があって当然。
フルタイムで頑張っている方も、パートでバランスをとっている方も、私のように少し立ち止まった人も。
どれもその人にとっての「正解」だと思います。
いま、あなたはどんな毎日を過ごしていますか?
焦らず、自分に合ったリズムで。
自分らしい暮らしを、見つけていけたらいいですね。
Photo by Samantha Gades/Unsplash
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